STONE ISLAND

Brand

略歴

1982年イタリアモデナ郊外で創業。ヴィンテージのディテールや風合いを施したアウターを作り出す。
1983年イタリア・トリノを拠点とする繊維メーカー「GFTグループ」と合併。ここからフルコレクションを展開。
1985年ミリタリーファブリックのコットンサテンの表面と裏側にポリウレタンコーティングを施した「Raso Gommato」を販売。
1986年コットンサテンにシルバーコーティングを施した「Ali C」を販売。
1989年温度によってカラーが変化するジャケット「Ice Jacket」を販売。
1991年光を反射する「Reflective Jacket」を販売。
1993年GFTグループから独立。SPORTSWEAR COMPANY SpAがストーンアイランドを展開。
1996年マッシモ・オスティが自身のプロダクションを設立し、ストーンアイランドから離脱。
1999年「Silver Jacket(シルバージャケット)」と「Bronze Jacket(ブロンズジャケット)」を発表
2008年ポール・ハーヴィー離脱。カルロ・リヴェッティ氏がデザインチームを率いたコレクションをスタート。
2013年NIKE(ナイキ)」「Supreme(シュプリーム)」とコラボ。

特徴

ブランド名「STONE ISLAND」の由来

「STONE」は、トラック用の生地にストーンウォッシュ加工を施すという特殊な製法から派生している。これはSTONE ISLANDの商品に一貫して見られる。(生地に深みと独特の風合いをもたらすため)

また、上記の加工を施して独自に開発した生地は「テラステラ」と言われている。

そして、名前の後半部、「ISLAND」は、海辺で長い年月をかけて腐食したような郷愁漂う雰囲気を表現している。時の流れとともに色褪せ、波風にさらされ、しかし強さと美しさを保ち続ける、そのようなイメージ。

つまり「STONE ISLAND」は、ブランドで行われている製法と独特な雰囲気からインスピレーションを得て命名された。

ロゴの由来「スポーツウェアの頂点へ」

丈夫さのシンボルとしてロゴには方位磁針の風配図が刻まれている。耐候性、実用性に美意識が融合するという革命的な意味を込めている。

「スポーツウェアの頂点へ」というブランドの基本的な理念に基づいている。

機能性とデザインの両立

アクティブウェアのシャープなデザインにインスパイアされたアイテムを数多く展開。機能性と創造性、そしてデザイン性を追求したアイテムが特徴である。

究極の機能性を擁するミリタリーウェアの存在として認知されている。

染色技術「ガーメントダイ」

一般的な染色手順とは異なり、製品が仕上がった後、最後に色を染めるという特殊な方法のこと。

これにより、生地から縫い目まで全てを同じ染料で均一に染めることができ、製品全体が一貫した色調と風合いを持つようになる。

また、ガーメントダイを用いることで、異なる素材が組み合わされた製品でも全体が均一に染まり、風合いのある一体感と独特な風合いを楽しむことができる。

デザイナーについて

マッシモ・オスティ

ボローニャの知識人でアートディレクター。「STONE ISLAND」の創設者。

軍用車に使われる厚手のキャンバス地を洋服に使うことを思いついた。樹脂を染み込ませた顔料で片面ずつ染め、ジャケットやミリタリーテイストのケープを製作した。

ポール・ハーヴィー

素材を改良し、さらに革新的なコレクションを発表。1999年にはステンレススチールを使用した「Silver Jacket」(ステンレススチールと銅を100%で織り上げたメッシュ地のジャケット)と銅を使用した「Bronze Jacket」を発表した。

カルロ・リヴェッティ

品質向上と納期短縮のため、生産・物流の見直しに着手した。

都市生活に適した防風・防雨の「テックウェア」の先駆者である。

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