Martine Roseとはどんなブランド?
Martine Rose(マーティン・ローズ)は、ロンドンを拠点に活動するファッションブランド、そして同名デザイナーによるレーベルです。
派手なロゴや装飾に頼らず、シルエット・スタイリング・違和感によってストリートファッションの価値観を更新してきました。
現在のメンズファッションにおける「オーバーサイズ」「崩し」「リアルなストリート感」の流れを語る上で、欠かすことのできない存在です。
ブランドの成り立ちと背景
Martine Roseは2007年頃から本格的に活動を開始。
当初は大規模なランウェイではなく、ロンドンのクラブシーンやサブカルチャーと密接に結びついた極めてリアルなストリート感覚をベースに服作りを行っていました。
この「臨場感」こそが、後に世界的評価を受ける最大の理由となります。
Martine Roseのデザインの特徴
マーティン・ローズの服作りを一言で表すなら、「意図的にバランスを崩す」という姿勢です。
- 過剰に大きい肩幅
- 不自然な丈感
- 体に沿わないシルエット
- ユニフォームやワークウェアの再解釈
一見すると変わって見える服も、スタイリングすると圧倒的に今っぽく、リアルに見える。
この違和感の設計力が、彼女の最大の武器です。
ロンドンのストリートとカルチャー
Martine Roseの背景には、ロンドン特有の多文化性があります。
- 移民文化
- クラブミュージック
- レゲエ、グライム、テクノ
- ゲイカルチャー
これらが混ざり合った雑多でリアルなロンドンの空気が、そのまま服に反映されています。
洗練されすぎないこと。綺麗にまとめすぎないこと。それがMartine Roseらしさです。
Nikeとの関係と影響力
Martine Roseは、Nikeとのコラボレーションでも広く知られています。
特に注目されたのが、既存モデルを大胆に再構築したスニーカーやトラックスーツ。
- スポーツウェアをストリート文脈で再定義
- 機能服をファッションへ引き上げる
- 「着古したようなリアルさ」の表現
これにより、彼女のデザインはファッション好きだけでなく、より広い層へと浸透しました。
ハイブランドへの影響(BALENCIAGAとの関係)
Martine Roseは、Demna(デムナ)率いるBALENCIAGAへの影響源としても知られています。
- オーバーサイズの考え方
- ストリートの解釈
- ダサさを武器にする感覚
これらはマーティン・ローズが長年積み重ねてきた表現と重なります。
表舞台に立ち続けるタイプではありませんが、業界内部からの評価が極めて高いデザイナーです。
Martine Roseはなぜ支持されるのか
- 流行を追わない
- ストリートを美化しない
- 現実の人間を見て服を作っている
Martine Roseの服は、「かっこよく見せるための服」ではなく、どう生きているかが滲み出る服です。
そのリアルさが、感度の高いファッション好きから強く支持されています。
まとめ|Martine Roseが示したストリートの進化形
Martine Roseは、ストリートファッションを派手さや誇張ではなく、シルエット・違和感・現実感によって進化させたデザイナーです。
ファッションを学び始めた人にとっても、「なぜこの服は今っぽく見えるのか?」を考える上で、非常に重要な存在と言えるでしょう。



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