DRKSHDWとは?Rick Owensのカジュアルラインを解説
**DRKSHDW(ダークシャドウ)**は、Rick Owens(リック・オウエンス)が展開するカジュアルライン。
リック本体のエッジィでアバンギャルドな世界観をそのままに、
より日常で着やすいラインナップが揃う。
ここで注意したいのは「セカンドライン」ではないこと。決して安価で質素なラインではなく、ドレッシーなRick Owensを普段着で取り入れたい方へのラインである。
DRKSHDW誕生の背景:Rick Owensのデザイン哲学から生まれたライン
Rick Owensは1994年のブランド設立以来、**“ダーク・グラマラス”**という独自の美学を貫いてきました。
レザー、黒、ロングシルエット、厚底、構築的デザインが象徴です。
その世界観をより幅広い層に届けるため、2000年代後半に立ち上げられたのがDRKSHDW。
- 本ライン…ハイファッション・ランウェイ・アート
- DRKSHDW…日常使い・ストリート・ユースフル
という住み分けがされ、現在は “Rick Owensスタイルのストリート版”として世界中で愛されています。
DRKSHDWが人気の理由|リック初心者にも選ばれる3つの魅力
① リックの世界観をそのまま日常着に落とし込んだデザイン
DRKSHDWは、リックらしい“長く、黒く、重い”独特の雰囲気を保ちながらも、
普段使いしやすいスウェット・デニム・ジャケットが中心。
本ラインのアート性と比べて手に取りやすく、毎日のコーデで活躍します。
② 価格が抑えめで始めやすい
- Rick Owens 本ライン:高価格帯(10〜40万円)
- DRKSHDW:比較的手頃(3〜15万円)
“リックを着てみたい”という人にとっての最適解となっています。
※価格が比較的安価になるのは素材や生地の違いによるもの、ダークシャドウではあまりレザーやシルクなどが使われないため。
③ ストリート&モードのどちらにも合わせやすい
スキニー、カーゴ、ロングT、スニーカー…
どれもストリートにもモードにもハマる万能アイテムばかり。
ファッションを学び始めた人が着ると、手っ取り早く“モード感のあるシルエット”が完成します。
DRKSHDWの象徴的デザイン・哲学
● 長いシルエット(ロングライン)
ロング丈のカットソーやフードは、身体のラインを縦長に見せ独特のムードを生み出します。
● アシンメトリーと削ぎ落とされたミニマリズム
形は奇抜だけど、色はモノトーン中心。
このバランスが“洗練された無骨さ”を作ります。
● ブラックを中心としたカラー展開
黒、チャコール、オフホワイト。
色数が少ないからこそコーデが簡単でハズれにくいのが魅力です。
DRKSHDWの人気アイテムランキング
《1位:SNEAKERS(スニーカーズ)》
近年、RAMONES(ラモーンズ)の旧称からSNEAKERS,SNEAKS(スニーカーズ,スニークス)に名称を変更した。
これは、本ラインでも展開されているが本ラインではレザー、ダークシャドウではキャンバスの素材を用いるためよりカジュアルに取り入れやすくなったモデルである。
《2位:Prisoner Pants(プリズナーパンツ)》
低重心でストリートなアイテムだが、膝下がタイトな作りになっているため、メリハリのあるシルエットがバランスをもたらしている。
《3位:DRAWSTRING PODS(ドローストリング、ポッズ)》
膝下丈、サルエル付きで夏場でも下半身のボリュームを出したいスタイリングにはイチオシ。
《4位:PUSHER PANTS(プッシャーパンツ)》
サイドにスナップボタンが施されていてアクセントになり、本ラインのアイテムとの合わせも好まれている。
《5位:ABSTRACT SNEAKS(アブストラクト、スニークス)》
定番のSNEAKERSにボリュームソールを接着したようなデザインで、サルエルパンツやワイドパンツと合わせてもボリューム負けをしない一足。
DRKSHDWのサイズ感の特徴
DRKSHDWは細身・縦長シルエットが基本です。
- トップス:ややタイト、丈は長め
- パンツ:細め〜スリム、股上深め
- シューズ:やや大きめ
“サイズアップして着るとバランスが出る”アイテムも多いため、初心者は試着推奨です。
価格帯と買うべきおすすめアイテム
■ 価格帯
- スニーカー:10〜15万円
- パンツ:10〜20万円
- カットソー:4〜8万円
- ジャケット:15〜25万円
上記の通り価格差はあまりなく、素材や生地の違いで多少の価格差が生まれている。
■ 最初に買うべき3選
- スニーカーズ(靴から入るのが一番簡単)
- ロングT(シルエットがリックらしい)
- プリズナーパンツ(コーデが即決まる)
初心者がDRKSHDWを選ぶべき理由
- モード感を最も簡単に手に入れられる
- 黒中心だから失敗しにくい
- 価格が比較的手頃で始めやすい
- スニーカー、パンツ、カットソーが日常で使いやすい
- どれも“リックらしさ”が強い=満足度が高い
ファッションを学び始めた人が“本物のモード”に触れるには最適なラインです。
DRKSHDWは“日常で楽しむRick Owens”の決定版
DRKSHDWは、Rick Owensのアート性を残しながら、日常に落とし込んだ完成度の高いカジュアルライン。
リック初心者でも挑戦しやすく、ファッション好きを一気に虜にする魅力があります。
- モード
- ストリート
- モノトーン
- ミニマリズム
このどれかが好きなら、DRKSHDWは間違いなく刺さるブランドです。
今後のファッションの軸を作る“最初の一着”として、ぜひ手に取ってみてください。



コメント