トーガ(TOGA)とはどんなブランド?
TOGA(トーガ)は、東京発のファッションブランドであり、現在はロンドンを舞台に世界へ展開する日本を代表するラグジュアリーブランドのひとつです。
前衛的でありながら、決して難解すぎないバランス感覚。
日常性と実験性を同時に成立させる服作りが、国内外で高く評価されています。
トーガの略歴とブランドの歩み
| 1997年 | 東京を拠点に「トーガ(TOGA)」を創立。 |
| 1999年 | 展示会形式でコレクションを発表。 |
| 2001年 | 株式会社「トーガ・アーカイブス」を設立。 |
| 2001年 | 会社設立同年に東京コレクションに参加。 |
| 2004年 | 東京、恵比寿西に直営店をオープン。セカンドライン「TOGA PULLA(トーガ プルラ)」をスタート。 |
| 2005年 | 一点もののライン「TOGA PICTA(トーガ ピクタ)」をスタート。 |
| 2006年 | パリコレクションに進出。 |
| 2010年 | コラボアイテムや古着リメイクを中心に展開する、「オッズ&エンズ」をスタート。 |
| 2015年 | TOGA初となるバッグコレクションを展開。舞台をロンドンへ。 |
日本発でありながら、早い段階で世界基準のブランド構築を行ってきた点が特徴です。
ブランド名「TOGA」の由来
TOGAという名前は、ギリシア神話の聖なる衣、そして古代ローマで着用されていた一枚布の上衣「トーガ」に由来しています。
これは
- 身体を包む
- 形を固定しない
- 布そのものの存在感
といった、TOGAの服作りの思想そのものを象徴しています。
トーガの最大の特徴|違和感のある美しさ
TOGAの服は、一見すると「普通ではない」要素を多く含みます。
- 異素材の組み合わせ
- 金属パーツの装飾
- 左右非対称
- 意図的なノイズ
しかしそれらはすべて計算されたものであり、違和感があるからこそ美しいという独自の美学に基づいています。
トーガが展開する8つのライン
TOGAは、用途やターゲットに応じて
以下の8ラインを展開しています。
この多層的なライン構成が、ブランドの世界観を立体的に支えています。
TOGA PICTAと再構築の思想
中でも特に象徴的なのがTOGA PICTA(トーガ ピクタ)です。
- ヴィンテージ古着を使用
- すべてハンドメイド
- 完全一点もの
過去の服に新たな意味を与える再構築=創造という考え方が、日本独自の感性で表現されています。
「Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)」「アーティザナル」コレクションに非常に近い思想を持っています。
デザイナーの古田泰子(Yasuko Furuta)は「Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)」にも強く影響を受けており、中でもTOGA PICTA(トーガピクタ)はヴィンテージ古着を再構築しすべてハンドメイドで制作されている一点もののラインである。
デザイナー 古田泰子とは
古田泰子(Yasuko Furuta)
岐阜県生まれのファッションデザイナー。
「COMME des GARÇONS(コムデギャルソン)」のショーを現地で見たことで強い感銘を受ける。8ヶ月間「COMME des GARÇONS(コムデギャルソン)」のショーアシスタントとしてアルバイトを経験。
マルジェラとギャルソンの影響
TOGAの服作りには、
- Maison Margielaの再構築思想
- COMME des GARÇONSの前衛性
が色濃く反映されています。
ただし、それをそのまま模倣するのではなく、日本的な繊細さと日常性に落とし込んでいる点がTOGA最大の独自性です。
トーガはなぜ世界で評価されるのか
- 前衛的だが着られる
- コンセプトが明確
- 長く続くブランド設計
TOGAは一過性のトレンドではなく、思想を持ったブランドとして世界で評価されています。
まとめ|トーガは日本発・再構築ラグジュアリーの完成形
TOGAは、再構築や前衛性を「実験」で終わらせず、日常に落とし込むことに成功したブランドです。
ファッションを学び始めた人にとっても、
- 再構築とは何か
- ブランドを長く続けるとはどういうことか
を考える上で、非常に重要な存在と言えるでしょう。





コメント