READYMADEとは
READYMADEは、2013年に細川雄太氏によってスタートした日本のファッションブランドである。
ブランド名の意味は「既製品」。しかしその言葉は、既製品を肯定するものではない。むしろ既製品へのアンチテーゼとして名付けられた。
既製品をリメイクするため、世に同じアイテムが存在しない。唯一無二。
完成されたプロダクトを一度解体し、再構築する。大量生産に対する問い。均質化されたファッションへの違和感。
READYMADEは、“既に作られたもの”に新たな意味を与えるブランドである。
READYMADE in Brief(English Summary)
READYMADE is a Japanese fashion label founded in 2013 by Yuta Hosokawa.
The brand reconstructs vintage military fabrics into one-of-a-kind pieces, challenging mass production and redefining the concept of “ready-made.”
Its philosophy merges sustainability, anti-war symbolism, and street culture aesthetics.
略歴
| 2004年 | デザイナーの細川雄太氏により、S’EXPRIMER(セクスプリメ)を設立。 |
| 2013年 | READY MADE(レディメイド)をスタート。 |
| 2015年 | READY MADE×OFF-WHITEを発表。 |
| 2015年 | READY MADE×CHROMEHEARTを発表。 |
| 2016年 | READY MADE×FEAR OF GODを発表。 |
| 2018年 | READY MADE×TRAVIS SCOTT ツアー用のパンツを作成。 |
国内ブランドでありながら、グローバルストリートシーンの中心人物たちと接続してきた。
特徴|なぜ“唯一無二”なのか
既製品の再解釈
READYMADEはヴィンテージのミリタリーファブリックを主素材とする。
米軍のテント生地、ダッフルバッグ、フライトジャケットなど、本来は軍需用途だったものを解体し、バッグやアウターへと再構築する。そのため、同じアイテムは存在しない。
生地の色落ち、ダメージ、ステンシル。それらは偶然ではなく、時間の痕跡である。
反戦のメッセージ
ミリタリーファブリックを使用する背景には、単なるデザイン的選択以上の意味がある。本来「戦争のために作られた素材」を、ファッションとして再生させる。
そこには暗黙の反戦メッセージが込められている。戦闘の象徴を日常着へと転換することで、用途そのものを反転させる行為でもある。
サステナビリティと手作業
ヴィンテージ生地を扱うため、収集・選別・解体・再構築までに膨大な時間と労力がかかる。
大量生産とは真逆のプロセス。その希少性は随一であり、入荷を待つファンも多い。
サステナブルという言葉が流行する以前から、READYMADEは“再利用”を前提としたものづくりを行っていた。
デザイナーについて
細川雄太(Yuta Hosokawa)
1982年大阪生まれ。
2003年、大阪モード学園スタイリスト科卒業。
2004年、友人と共にS’EXPRIMERを設立。
その後、趣味に近い感覚でヴィンテージ生地を使ったバッグを制作。それがREADYMADEの原点となる。彼はメディア露出が多いタイプではない。だがその寡黙さとは裏腹に、プロダクトは強い存在感を放つ。
コラボレーション戦略
READYMADEの価値を加速させたのはコラボレーションである。
OFF-WHITEとの協業では、両者の“再構築”思想が交差。
CHROME HEARTSとのコラボでは、ラグジュアリーとヴィンテージの融合が実現。
FEAR OF GODとの協業では、アメリカンストリートとの親和性を示した。
Travis Scottのツアー衣装制作は、READYMADEを音楽カルチャーと強く結びつけた象徴的出来事だった。
READYMADEが支持される理由
それは単にリメイクが珍しいからではない。
大量生産時代において、時間をかけて作られた一点物を所有すること。それは消費ではなく、選択である。
READYMADEは「既製品を買う」という行為を再定義している。
まとめ
READYMADEはリメイクブランドではない。それは既製品の意味を問い直すプロジェクトである。
解体と再構築。
戦争と平和。
大量生産と唯一性。
相反する概念を一つのプロダクトに内包する。その思想こそが、READYMADEの本質である。
refer to : readymade-official.com




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